女性の社会進出のチャンスを応援したい 代表者インタビュー(2)

女性の社会進出のチャンスを応援したい 代表者インタビュー(2)

− 会社を設立してみて、ご自身で会社経営をされてみて、どのような感想をお持ちですか?

女性としての視点でみてみます。多くの女性は社会へ出ていく中で、「就職」「結婚」「出産」「子育て」「社会復帰」と行った具合に、人生において「家庭」と「社会」において、役割の変化が生じます。特に日本においては「子育て」は女性の役割であると、認識されています。

そんな中で、現在、「結婚」という出来事の中に大きな変化が生じているのです。実に結婚した夫婦の35%が離婚をしており、毎年20万件以上の女性が「結婚」後の「離婚」を経て、「社会復帰」における「自立」を余儀なくされるわけです。

しかし、「社会」を引退し「家庭」へ入った女性が、いざ「社会」へ戻ろうと思っても、「子育て」や「ブランク」がある女性にとっては、好条件の職場があるとはとても言えないのが現実なのです。

引き継いだ飲食事業においての核である「持ち帰り専門の唐揚げ店」は、(1)家庭の味を自家製の味で、お客様の食卓の選択枠を広げ、女性の調理の時間を短縮化する。(2)営業時間が短く、女性が働きやすい環境として店舗運営ができる。(3)女性だけでも社会的に自立できる会社運営の実現。が可能にできる店舗であることに気がつきました。

女性が男性と違う人生を歩んでいくのは当然のことですが、その経験をプラスにできるかによっては、私のうような女性であることが、男性にはないユニークな視点でサービス提供や会社運営ができることにも気が付いたのです。